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Edge AI

弊社は、深層学習技術を活用した新たなソリューションにより、社会課題の解決や付加価値の創出を目指しています。
従来の ICT 技術では実現が困難であった高度なタスクを AI として実現し、様々なシーンに導入することで、少子高齢化社会における人手不足、技術継承、安心・安全などにおける課題を解消し、人々がより豊かな生活を送ることが出来るように支援します。
ここでは弊社の取り組みの一例をご紹介します。

AIトラッキングシステム

激しく跳ねる生きた魚をカウントしている様子。
誤差 1% という良好な計数精度が得られている。

AVNET社製の名刺サイズ FPGA ボード “Ultra96v2”。
Xilinx 社製の SoC FPGA が搭載されている。

2020年5月18日、弊社とマルハニチロ株式会社は、共同で開発した 「養殖魚の自動カウントシステム」 を発表しました。
本システムは、ブリ・カンパチを養殖するマルハニチロのグループ会社、株式会社桜島養魚において、2020年4月より運用が開始され、その後も導入拠点は拡大しています。

本システムは、誤差 1% 以下という精度で、リアルタイムにブリ・カンパチの尾数をカウントします。
養殖場の沖合船上という、絶えず海水にさらされる過酷な環境において、大規模な演算装置を設置することは難しく、またリアルタイム性が求められるためクラウド上での処理も見込めません。
このような環境において、船上で激しく跳ねる生きた養殖魚を限られた計算リソースで認識するためには、高度な深層学習技術と実装技術が求められました。

実際の開発では、弊社開発チームは何度も現地の沖合船上までお伺いさせて頂きました。
時には船酔いしたり、塩害により PC が破損したりしながらも、現場作業員の方々と同じ体験をさせて頂く中で、現場で使って頂くために本当に必要なことをキャッチアップし製品に盛り込むことが出来ました。
決して開発は一筋縄ではいかなかったものの、これらを無事乗り越えシステム稼働に繋げることが出来ました。

日々数千から数万尾におよぶカウント作業を人手で行うのは、大変な作業です。
これら計数作業の自動化を実現することで、サステイナブルな漁業・養殖業の実現に、一歩近づくことが出来たと考えています。

牛の行動観察システム

地球上の人類の枠を超えた、様々な声なき声(サイレントボイス)に耳を傾け共感する、インクルーシブセンシング。

東京工業大学の伊藤浩之准教授らが進める 「動物のサイレントボイス理解のための技術開発」 では、酪農・畜産業におけるアニマルウェルフェアの向上に向けた取り組みを実施されています。

弊社は本プロジェクトにおいて、加速度センサーなどの時系列データのアノテーション(データセット作成) と、これらのデータから牛の行動を推論する深層学習モデルの開発の一部をお手伝いしています。

東京工業大学 「AIで牛の気持ちがわかる?!」 より。
引用 URL:https://www.titech.ac.jp/public-relations/research/stories/ai-and-cattle